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小牧市障害者団体連絡会通信 「つながって→ひろげる」。
2025年3月発行。18号。
●協働事業スタート ! 共同代表 やまなか 和彦
2025(令和7)年度、いよいよ、私たち障害者団体連絡会と小牧市選挙管理委員会事務局との協働事業がはじまります。
テーマは「投票支援の見える化プロジェクト」。3年間の時間をもらって、選挙管理委員会事務局といっしょに、「投票支援をみんなに見えるようにしていくこと」を掲げた取り組みです。
投票支援を見えるようにするためには、まず、投票支援を見える形に具現化していかなければなりません。ひとつでも多く、投票支援を形にして、みなさんに使ってもらいたいと考えています。
まずは、投票支援の実情を把握すること、そして、障害のある人がどのような支援を望んでいるかを把握することを初年度は進めたいと考えています。
7月には、参議院選挙があります。この選挙を通じて、実情把握をしていきたいと考えていますので、ご協力をお願いいたします。具体的な方法については、おってお知らせいたします。
3年間、しっかり取り組んで行きますので、御支援をお願いします。
最近、選挙が変だぞ
障害のある人のための選挙のバリアフリーの推進を目標のひとつに掲げている私たちは、もちろん、選挙に関心がありますし、選挙を大切なものと思っています。
ところが、最近の選挙、変じゃないですか。
2024年7月にあった東京都知事選挙では、ある政党が24人もの候補者を立て選挙ポスターの枠を広告枠として売り出しました。候補者とは関係のない犬や猫の写真のポスターなども貼り出されたとのこと。当選するつもりはなくとも、売名としては効果があるのでしょうか。他の候補者ですが、表現の自由だといって、女性のほぼ全裸姿をポスターにしたり、一夫多妻制を主張したりもあったそうです。
同じく昨年9月には、兵庫県知事選挙がありました。パワハラの疑いなどで告発された問題で、県議会から不信任を議決され失職した知事が再選されました。この選挙では、SNSによる偽情報、誹謗中傷、そして、自身は当選を目指さないで前知事を応援するという「2馬力選挙」が展開されるなど、言葉に迷いますが、なにか、選挙そのものがゆがめられたように思い、残念な気持ちになりました。
これまでも、ヘイト発言や差別発言を政見放送で流そうとした人もいるそうです。少数者が、暴力ではなく、言論によって共感を得ていくプロセスなので、選挙の場では、少数者の意見も尊重されなければいけないのですが、偽情報による情報操作などを含め、選挙ならば何を言ってもいいとなっては、選挙は、本来多様性を尊重し、一人ひとりの生き方、思いを尊重する民主主義を無防備にするものだと思います。
このようなわが国の選挙の様子やあちこちの大国の、選挙で選ばれた大統領の独裁的な振る舞いを見るにつけ、いま、私たち自身が、民主主義と選挙について、ていねいに考え、学ぶことが必要だと思っています。
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●団体活動報告
★こまき視覚障がい者の会。
今年度は市民活動助成金ひろげる部門で作成した、視覚障がい者のための・ものタグ「アテンドナビ」のさらなる充実と普及を目的とした事業を行ってまいりました。充実のためには毎月の広報の音訳版を掲載する他、白杖歩行の知識や小牧市の防災ガイドブックの音訳版を掲載し、防災知識もまとめて掲載しようと準備中です。また普及のためには奇数月に行っているiPhone講座の他、2月8日(土)に「見える人
と見えない人のバブリーライフ」を、小牧市中央図書館イベントスペースで開催しました。
午前は「暗闇カフェ」と「見えないってどゆこと?カルタ」でいろんな年齢層、障がいの有無を超えたバリアフリーな体験会を開催しました。午後は引きこもり視覚障がい者Aさん×歩行訓練士 坂部司氏によるトークライブとしていましたが、実際は小牧市役所障がい福祉課、小牧市社会福祉協議会相談支援課のご協力をいただき総力戦となりました。その様子は下記のURLまたはQRコードから動画をご覧いただけます。午後の部の後半は、登龍亭獅鉄さんによる「鉄道落語」を楽しみました。引きこもりがちな視覚障がい者が、前向きな気持ちになり福祉サービスなどを利用して外出したいと思っていただけたらと願っています。(水谷)
※ 「見える人と見えない人のバブリーライフ」のURL。 https://youtu.be/JuuHX__LnOc?si=Nap6_mxI64oWnl1L
※(画像)QRコード
※(写真)歩行訓練士らによるトークライブの様子。引きこもりAさんの外出攻略ガイドと銘打って、歩行訓練についての説明のほか、外出や日常生活に役立つ情報を紹介した。
★小牧市肢体不自由児者父母の会。
理事研修会で、石川県の現状について報告と体験談を聞かせていただきました。
1年経ちましたが、障害のある方の避難所での生活の大変さは想像以上でした。まだ、住宅が定まらない、みなし仮設住宅なども障害者には利用が難しく、いまだに家族分断になっていらっしゃる方もいるとのお話に胸が鬱ぎました。この地方でも他人事ではないと、あらためて備えと心構えが必要だと痛感しました。
個別の避難計画も実情に則して考えておく必要があると思います。実際、どうなるかなど、なってみなければわかりませんが、自由に動ける方でも大変な場面です。車イスは?薬は?とどれ一つとってもかなりの困難さをはらんでいると思います。
今回の研修会では、地域で知ってもらえることで、『もしもの時』に避難生活が過ごしやすくなるとのお話があり、地域の防災訓練への参加を勧められました。私も出来る範囲で参加をしたいと思いました。 (上田)
※(写真1)3月1日土曜日、愛知健康の森プラザで開催された理事研修会。
※(写真 2)「能登はまけない」と墨で書いた書を手にする被災者の方。
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★小牧市難聴・中途失聴者協会。
今年度最後の活動報告になりました。今年度は口コミでお誘いした方の入会や12月の「耳の不自由な方の交流会」も新しい方を迎え、会員数は22名になりました。地道に頑張ったのと会員の協力のお蔭で、ありがたいことと思います。
12月は「耳の不自由な方の交流会」。広報の案内を見て参加された方は「聞こえなくて人間関係に落ち込んでいたが、参加して胸のつかえがとれた」とおしゃっていました。この方の「心のオアシス」になれたことを嬉しく思いました。
1月は、ふれあいセンターの会場が確保できず、2月1日に臨時の集会「お食事会」をしました。参加者が「今年の抱負」を話し、後は食事をしながら、個々のおしゃべりを楽しみました。
2月の例会は「アレンジフラワーを作る」。会員の中に生け花の先生がみえるので講師をお願いし、素敵なアレンジフラワーができました。19名の参加者だったので同じ花材でもそれぞれに個性がでて「春」のお持ち帰りをしていただきました。3月は「次年度の話し合い」。どんな企画が飛び出すか?楽しみです。(古木)
※(写真)アレンジフラワー作りで、講師から指導を受ける会員。隣で要約筆記者も講師の説明をリアルタイムに文字化している。
★小牧市おもちゃ図書館きらら。
12月15日(日)に、今年度3回目のあそぼうDAY「クリスマスコンサート」を開催しました。4家族が参加し、リクエストにも即興で応えてくださるKAKERUさんの素晴らしいピアノ演奏や、ボランティアによる紙芝居で、楽しいひと時を過ごしました。
1月11日(土)はおもちゃの清掃を行い、壊れていないか、不備がないかなどを点検しながらアルコール消毒をして棚を整理しました。
2月16日(日)の4回目のあそぼうDAYは「お店屋さんごっこ」。趣向を凝らした工作のハンバーグ屋さん、アイスクリーム屋さん、ラーメン屋さん、折り紙屋さん、そして本物のお菓子を並べた
お菓子屋さんを用意し、子どもも大人も、店員さんになったりお客さんになったりしてお買い物を楽しみました。
今年度を振り返ると、おもちゃ図書館の利用(おもちゃの貸し出しやプレイルームの利用)はコロナ禍前にほぼ戻りましたが、あそぼうDAYへの参加は少ない傾向のままです。それでも参加者からの「楽しかった」「また参加したい」との声に、あそぼうDAYが気がねなく安心して遊びに来られる場になっていると実感しています。来年度はよりたくさんの家族に遊びにきていただけるよう、周知の方法を検討していきたいと考えています。(平手)
※(写真)KAKERUさんのピアノ演奏に合わせて、ふわりと上下する風呂敷バルーンで楽しむ参加者。
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★ここばりこまき。
11月にバリアフリーコンサートを行った後、ここばりとしての活動はありません。防災の研修は来年度に行おうと確認して、メンバーそれぞれは仕事や他の活動、また家族の問題(子どものこと、ご両親のことなど)に取り組んでいる日々です。
2025年は団塊の世代全員が75歳以上となり、国民の5人に1人が後期高齢者となる年です。少子高齢化の中で、予算の使い方を高齢者が使い過ぎとか、子どもに手厚くとか色々と議論されますが、ここばりで活動してきたことをふりかえると、誰もが大切にされるように考えないといけないと思います。
私がまだ学生だった頃、障害の重い子どもたちが学校に通うことについて同じ障害の子をもつ親さんたちから反対の声がありました。重い子どもに手がかかり、我が子が置き去りにされる不安からだったと思います。けれどもある学校の中で、最も障害の重い子どもたちが大切にされる教育は、他の子どもたちも大切にされる教育と親たちも実感できる実践が行われ、教育や保育に広がっていきました。先日私の職場の仲間も同じようなことを言っていました。高齢者のデイサービスで、認知症ではない人が「自分が認知症になっても心配なくなった。このデイのスタッフさんのように対応してもらえるなら安心」と言われたという話でした。
障害の重い人、認知症の人、そんな人たちが大切にされる世の中は、いろんな子どもたちや子育てに困っているママたちにもやさしい場、やさしいまちになると思います。年齢や障害の種別を超えて、同じ問題として考えていきたいですね。団体連絡会への期待も込めて・・・。 (御手洗)
●インフォメーション
●小牧市障害者団体連絡会では、会員を募集しています。
小牧市のさまざまな障害当事者団体、支援者団体がつながって、いろいろな障害のある人の立場を互いに知りあい、共同して市民に向けて発信していくことで、障害のある人も誰もが暮らしやすいまちづくりを進めていくことを目的に活動しています。活動に賛同していただける団体、個人の方を募集しています。
★正会員(団体のみ 年会費2,000円)、団体賛助会員(年会費1,000円)、個人賛助会員(年会費1,000円)。
※賛助会員は、活動への参加は難しいけれど趣旨に賛同し、イベントへの参加や活動の周知等を通じて応援してくださる会員です。議決権はありませんが、イベント等のご案内を差し上げます。申込みは下記メールアドレスへご連絡ください。
★小牧市障害者団体連絡会加入団体。(50おんじゅん)。
正会員(5団体)ここばりこまき、小牧市おもちゃ図書館きらら、こまき視覚障がい者の会、小牧市肢体不自由児者父母の会、小牧市難聴・中途失聴者協会。
賛助会員(5団体)小牧市聴覚障害者福祉協会、小牧おひさまクラブ、手話サークルおてだま、手話サークルふたば、 全国障害者問題研究会小牧サークルかざぐるま。
●小牧市障害者団体連絡会通信 2025年3月発行。
〒485-0811 小牧市光ヶ丘1の1。 アクシス光ヶ丘4の403。山中(やまなか)。
メール mail@komaki-sdr.sakura.ne.jp
ホームページ http://komaki-sdr.sakura.ne.jp
視覚障害のある方へ、ホームページに、この通信のテキスト版があります。
※(画像)ホームページのQRコード。