こころのバリアフリーについて説明する前に、障害についての見方である「社会モデル」について説明します。

障害のある人の生きづらさの原因は、それぞれの障害のある人のもつ「障害」にあるのではなくて、社会の側にあるという考え方が、「社会モデル」です。

障害のある人の日常生活又は社会生活での生きづらさは、ご本人のもつ身体的、精神的、知的な「障害」だけではなく、社会的な障壁(バリア)があることが要因だと考える考え方です。

障害のある人の機能の状態が仮に同じであっても、社会的障壁が小さくなれば、生きづらさは小さくなると考えられます。

それでは、社会の側に障壁(バリア)があるというのはどういうことでしょうか。

4つのバリアがあるといわれていますが、これらのバリアをなくしていくことをバリアフリーといいます。

こころのバリアフリーは、無関心をやめて、まずは、障害のある人やその家族のことをよく知ることからはじめることができます。

(文責 ここばりこまき 山中)